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プレスリリース

  • 樋口 朝霞
  • 2019年7月1日
  • 読了時間: 2分

プレスリリースいたしました。 論文題目:Long-term trends of hospital admissions among cancer patients following the 2015 earthquake: a single institution observational study in Kathmandu, Nepal • 2015年のネパール地震が地域のがん治療に与えた影響を調査するために、ネパールの首都カトマンズにあるトリプバン大学教育病院へ入院する月間のがん患者数を、震災当日を起点とし震災前後2年間で比較した。 • 震災直後の1ヶ月間はがん患者の入院数は減少したが、その後23ヶ月にわたり、がん患者の入院数は震災前と比較して増加した。 • 震災の被害が相対的に小さく、トリプバン大学教育病院から離れた地域から受診したがん患者は、震災直後の1ヶ月間において入院患者の減少数の落ち込みが最も著しく、一方、その後の23ヶ月間においては、入院数の増加が最も顕著だった。 • 上記のような変化が見られた背景としては、地理的な要因の他、元々地域に存在していた医療・人的資源や復興に充てられた資源に地域間格差が存在することなどが関連している可能性がある。 • ネパールをはじめとする後進国においては医療・人的資源に制約がある。結果として、がん治療への災害の影響が遷延しやすく、また地域間格差が生じやすい可能性がある。他の疾病についても同様の現象が見られるか、さらなる調査が必要である。 詳細につきましては、以下プレスリリース及び論文をご覧いただければ幸いです。 プレスリリースはこちら https://bit.ly/2XfGeC4 該当論文はこちら http://bmjopen.bmj.com/cgi/content/full/bmjopen-2018-026746

発表誌:BMJ Open 発表日:2019年6月29日 著者:アナップ・ウプレティ、尾崎章彦、樋口朝霞、ビカール・ギミレ、澤野豊明、津田健司、野村周平、クレア・レポード、坪倉正治、谷本哲也、ヨゲンドラ・プラサド・サイ

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