プレスリリース
- 山本佳奈
- 2019年7月22日
- 読了時間: 1分
【研究発表】
原発事故後の妊婦の内部被ばくは、極小レベル!
しかし依然、地元農産物・自家栽培食品への懸念あり
ポイント
2012年4月から2016年2月までの南相馬市の妊婦の内部被ばくを表すセシウム(Cs)レベルを、ホールボディーカウンターで測定しました。
調査期間中、測定を行った全妊婦579人のセシウムレベルは、WBCの検出限界未満でした。(Cs-134は<220 Bq/ body、Cs-137は<250 Bq/ body)
2012年時点で78.4%の妊婦が地元食品の消費を躊躇しており、3年後の2015年時点でも75.0%の妊婦が躊躇していました。
原発事故後の内部被ばくによる妊婦の健康影響は非常に低いレベルでした。一方、地元食品の消費を躊躇する状況は続いており、今後、内部被ばくや食品の安全性について、妊婦の科学的理解を促進する対策が必要です。
プレスリリース:https://bit.ly/2xXFWG0
調査報告書(日本語):https://bit.ly/2O4VLFM
【該当論文】
発表誌:BMJ Open/発表日:2019/7/9
筆頭著者:山本佳奈
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