Waseda Chronicle
研究員 谷本哲也
Waseda Chronicle(2020.06.24) 【連載】マスクの常識を覆す172の研究総まとめ──コロナ世界最前線(4)
「医療関係者の間では、新型コロナの予防のためにマスクをしても医療現場以外では大して役に立たないと、当初は考えられていました。医療界の常識が覆った、その根拠の一つになる6月1日付けの論文では、医療用「N95マスク」は97%、その他のマスクでは65%、眼の防護で78%の感染リスクの減少が報告されています。また、マスクを使用される場面でも違いがあります。 マスクの供給が充足してきた今後は、もう少し精緻な政策が必要になってきます。新型コロナ感染の流行状況に応じ、ご高齢の方はもちろん、がん患者さんや免疫抑制剤を使っている方など、リスクの高い方々を守る方法について、もっと目を向けなければなりません。」本文抜粋
〔 転 載 〕MRIC(Medical Research Information Center ) メールマガジン(2020年8月7日)