医療タイムス
理事長 上昌広
医療タイムス(2020/7/15) 【コラム】コロナ第2波の対応、日本のガバナンスを考える
「PCR検査には限界がある。軽症例や感染早期の患者は偽陰性を呈することがある。それでも、感染者を見つけ、治療・隔離するには、PCR検査を増やすしかない。そして、感染していない人には社会活動を続けてもらわなければ、社会は維持できない。
世界はPCR検査の限界を認識しながらも、検査数を増やし、コロナウイルスとの共存を目指している。だからこそ、北京は毎日100万人以上の検査を実施したのだ。
このような原理原則を踏み外し、日本独自のモデルを提唱しても、事態は改善しない。新型コロナ対策は長期戦だ。国民視点で見直すべきである。」