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理事長 上昌広
【コメント】ワクチンパスポートの意義と三つの課題 すでに活用の自治体も 2021/8/6
「日本で接種が進む二つのワクチンには重症化や発症を予防する効果はあるが、感染予防効果はあやしい」それを裏付ける発表が先日、報告された。ファイザー製のワクチンの(デルタ株への)感染予防効果は64%から39%に下がったことを、ワクチン先進国のイスラエルが明らかにしたのだ。
「デルタ株の流行拡大が関係していると考えられます。五輪でも、IOCは8割以上の選手や関係者にワクチン接種を終えたと示しましたが、陽性者がけっこう出ています」
「国はまず国内におけるワクチンの予防効果についてエビデンスを出すこと。それに基づいて議論をしないと始まりません。いきなりワクチンパスポートを始めれば、それを発端に感染が広がる可能性もあります」
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