医師のキャリアパスを考える医学生の会
研究員 妹尾優希、共同研究者 澤野豊明
9月3日(金曜日)19:00-21:30開催予定の医療安全に関するオンライン勉強会のお知らせです!
医学生は就職するまで、医療事故が起こった際の対処や何が起こるのかについて知る機会がほとんどありません。また、医療法学や公衆衛生で医療法学や医事法について学ぶものの、6年間を通して学ぶ基礎医学や臨床医学と比較して、学習時間は圧倒的に少ないです。
本勉強会では、浜松医科大学医学部法学教授の大磯義一郎先生と、ときわ会常磐病院外科の澤野豊明先生をお招きし、様々な病院に勤務する医師によって医療過誤対策を研究しているMRM研究会(メディカルリスクマネジメント研究会)と共催にてオンライン講義を開催いたします。
参加を希望される方は、以下の詳細情報をご確認の上、Google Formからお申し込みください。
◆開催日時: 2021年9月3日(金) 19:00-21:30 (2時間半予定)
◆開催方法・場所: Zoom(参加者の方には後日リンクをお知らせします)
◆講演者:大磯義一郎先生(浜松医科大学医学部法学教授)、澤野豊明先生(ときわ会常磐病院外科)、内山英俊氏(東京海上日動パートナーズTOKIO新宿支店・MRM研究会団体保険担当)
◆対象者: 医学生
◆人数: 制限なし
◆応募方法: 応募用Google Form: https://forms.gle/Uex9deqtY47GPCFa8
◆参加費: 無料
◆主催: MRM研究会、医師のキャリアパスを考える医学生の会
医師・弁護士資格のダブルライセンスを持ち、社会医学に新しく「医療法学」という分野を築かれた大磯義一郎先生より、医療者が知らなくてはいけない法知識、医療事故防止対策や、患者さんの命を預かるために必要不可欠な正しい政策について学びたいと思います。また、福島県の浜通りの医療現場の第一線で外科医として活躍される澤野豊明先生には、臨床現場でのご経験から見る医療リスクや医療安全対策についてお話しいただきます!
臨床実習が始まり、患者さんと接することで責任感を実感されている高学年も、実習が始まる前に医療リスクについて知ってみたいという低学年の方も大歓迎です。
質疑応答では、なんでも気さくにお話しくださる先生方に、ここだけの質問をぶつけていきたいと思います!
(講師経歴)
大磯義一郎先生(おおいそ・ぎいちろう)先生
国立大学法人浜松医科大学医学部法学教授
1999年日本医科大学医学部医学科卒業。同年、日本医科大学付属病院第三内科入局。2007年、早稲田大学大学院法務研究科にて修了後、最高裁判所司法研修所に入所、2009年に弁護士登録。2009年より国立がんセンターがん対策情報センターにて知的財産管理官、研修専門官としてのご勤務を経て、2012年4月〜現在、帝京大学医療情報システム研究センター客員教授、浜松医科大学医学部総合人間科学講座法学教授、2015年〜現在、日本医科大学医療管理学客員教授を務める。医師法、医療法、その他医療関連法規、医療安全、医療倫理を専門とされ、エビデンスに基づいた医療政策の決定や、医療事故を起こしてしまった当事者のケアなど多肢にわたり医療法学分野の研究と教育に取り組まれています。
澤野豊明(さわの・とよあき)先生
2014年3月千葉大学医学部を卒業し、福島第一原子力発電所から23kmに位置する2014年4月より南相馬市立総合病院にて初期研修医、外科後期研修医として5年勤務。2019年より仙台市医療センター仙台オープン病院で消化器外科医として勤務。2020年〜現在、福島県いわき市にあるときわ会常磐病院外科で消化器外科を中心に一般外科に従事。臨床の傍ら、初期研修医時代から現在まで継続して福島第一原発事故後の復興作業員の健康問題や健康脆弱層における病院避難の研究を行っている。
内山英俊(うちやまひでとし)
1992年4月大和銀行(現りそな銀行)入社、融資や住宅ローンの他、資産形成や相続対策などが得意分野。2001年4月ソニー生命保険に転職、前職での経験と知識を生かし、万が一に困らないだけでなく、元気に長生き人生でも損しない生命保険の上手な入り方で多くのお客様に支持される。2016年8月家庭の事情で東京海上日動パートナーズTOKIOに転職。MRM研究会と他の団体合計で5,000名を超す医師賠償責任保険のご加入者を担当し、医療事故だけでなく医師の方々をあらゆる問題からお守りできるよう現在活動中。
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