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医療タイムス

研究員 宮地貴士

【コラム】ザンビアでの研修記録 患者とテイラーメイドの医療を創る 2023/4/26

「 私の指導医となった4年目内科専攻医のタリス医師も「テイラーメイド医療」という単語を何度も繰り返していた。その患者の支払い能力も考慮した上で、治療方針の決定につながる必要最小限の検査を行い、診断的治療を行っていくことだ。

 採血や画像検査でカバーできない部分は日々の病歴聴取、身体診察で可能な限りimproviseしていく。そして、患者の代弁者となり必要な社会的サービスにつないでいく。

 金が命に直結する「命の格差」は明らかに存在するが、その差を少しでも埋めようと限りある資源をimproviseし患者とともにテイラーメイドの医療を創り上げる。そんな血のにじむような医師たちの努力がザンビアの医療現場には広がっていた。」

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